2006年02月20日

21st Century Schizoid Band

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当然のことながら、本当はKing Crimsonといきたかったところなのだが、iTMSではUKのストアでさえ今世紀に入ってからのアルバム2枚しか揃えていない。もちろん、クリムゾンをロバート・フリップのプロジェクトとして位置づけるならばそれで十分なのだが、やはり本ブログでは70年代の名作、名曲について書いていきたい。困った。で、King CrimsonでサーチしていてHITしたのがこの21st Century Schizoid Bandだったのだ。
メンバーは、

イアン・マクドナルド(key,sax,flute,vo)
マイケル・ジャイルス(ds)
ジャッコ・ジャクスジク(g,vo)
ピーター・ジャイルス(b)
メル・コリンズ(sax,key,flute)

という、衝撃のデビューアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」のメンツからフリップ卿とグレッグ・レイクを抜いて、ジャイルズ・ジャイルズ&フリップ時代のベーシスト、ピーター・ジャイルズが加わった、という感じか。マクドナルド&ジャイルズの再結成、という位置づけらしいが、曲を見るとフリップ抜きのクリムゾンという方がしっくりくる。2002年に来日した際の音源が21st Century Schizoid Band-Live in Japanである。

オープニングのA Man, A Cityは、クリムゾンのセカンド「ポセイドンのめざめ」に入っているPictures Of A Cityの、前の名前である。そして、Cat Foodへと続く。う〜ん、このライブは観ておくべきだったかもしれない。
で、涙モノのクリムゾン・キングの宮殿なんてのも入っていたりするが、僕にとって本当に涙モノなのは、Formentara LadyLadies of the Roadだ。何とアイランドの曲が聴けるとは!でもこうやって後から音源で聴いたら涙はさすがに出てこないが。
風に語りてエピタフ(墓碑銘)、そして、21世紀の精神○常者(何かの規制で「21世紀のスキッツォイド・マン」という正式表記になっているようだが、タイトルはこれじゃなきゃ気分は出ないんだよなぁ)と盛りだくさんの内容。
ところがこのツアーの直後、マイケル・ジャイルスが脱退、その代わりにイアン・ウォレスが入って翌年にまた来日していたんですな。この時の選曲の方がぐっときます。「Circus」が演奏され(Lizardからは初!)、アイランドのナンバーも 「Formentera Lady」〜「Sailor's Tale」へとちゃんとアルバム通りのつなぎで演奏している。そして何故かアンコールで「Starless」が演奏されている!僕の一番好きな曲だ。このメンツでなんで?と一瞬思うが、「Starless」のスタジオ・セッションにはイアン・マクドナルドとメル・コリンズが参加していたわけで、あとはデビッド・クロスがいればもっとよかったね、ってことなのだろうが、やはりsaxが非常に大きな意味を持つ曲なので、これはこれでなるほどな、という感じ。

何か昔クリムゾンのアルバムを買うと「人物相関図」がついてきたのを思い出してしまった。勝手に「プログレ曼荼羅」なんて呼んでいたんだけど(^^;)、プログレの世界は実に狭い。が、King Crimsonを中心に回っていたのは確かではなかろうか。
この20世紀クリムゾンの音源がない、っつーのはiTMSさん、何とかしてよ、という感じである。

追記:この2002年って、PFMも来日してたのね。何かすごい年だったんだなぁ…
posted by Mark@m7 at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ブリティッシュ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月04日

Yessongs

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本当は「 こわれもの」を紹介したかった。ところがパーシャルアルバムになっていて2曲しか収録されていない。ベスト等から全曲集められるか調べたがそれもできない。
こわれもの」は僕が初めて買ったプログレのアルバムだ。当時僕は中学生で、学校の帰りにレコードを買おうとお金を持って来ていた。本当はピンク・フロイドの「狂気」を買おうと思っていてそんな話をしていた。ところがそれを聞いていたクラスメイトが町に一件しかないレコード屋さんに先回りして「狂気」を買ってしまったのだ。
完全に「買うぞ」モードに入っていた僕は、他に買いたい物はないか一生懸命探した。で、選んだのが「こわれもの」だったのだ。何故これを買ったかというと、「Roundabout」が入っていたからだ。渋谷陽一がDJをやっていたラジオでこの曲のライブバージョンを聴いてかなり気に入っていたのだ。そう、ようやくつながったが、そのバージョンこそが「Yessongs」のバージョンだったのだ。
世紀の大傑作アルバム「危機」発表後にビル・ブラッフォード(Dr.)がクリムゾン加入の為に抜けてしまい、急遽アラン・ホワイトを加えて行ったツアーの模様が収録されているが、3枚組という大げささといい、もちろん収録されたパフォーマンスの素晴らしさといい、間違いなくロック史に輝く名盤である。選曲面では全盛期のベストアルバム的な位置付けもあるが、オリジナルでも聴けない「ヘンリ−8世と6人の妻から抜粋」の名演は、 リック・ウェイクマンキース・エマーソンと並ぶキーボード・ヒーローとして決定づけた。

Yesのジャケットワークといえばロジャー・ディーンであるが、「こわれもの」で割れた地球が「危機」を経てどうなったか、がこの「Yessongs」に描かれている。オリジナルは3枚組の30cmLPということで内ジャケットの面積も広く、まさにロジャー・ディーンの世界を堪能出来る一枚でもあった。
posted by Mark@m7 at 17:32| Comment(0) | TrackBack(1) | ブリティッシュ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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